管理人の湯めぐりウサギです。
突然ですが、皆さんは目的もなく地図を眺めることがありますか?
私はときどき、Googleマップで特に用事もない田舎や山奥を見て、面白そうな施設やお店、旅館を探しています。この楽しみ方を本ブログのテーマである「温泉」にも応用し、たまたま見つけた「魅力的なのに、一般の方はもちろん温泉好きの方にもあまり知られていない温泉」をご紹介できれば面白いのではと思いました。
そこで今回は、福島県から見つけた「古町温泉 赤岩荘」について、情報をまとめました。よろしければご覧ください。
※以下の情報は2025年6月執筆時点の情報です。更新すべき情報がある場合はコメントください。また、実際に訪問された方がおられましたら感想等コメントいただけると嬉しいです。

今回の調査エリア~福島県南西部~
今回調査したエリアは福島県南西部です。
会津地方の中でも特に自然豊かなエリアで、周辺の観光スポットには、春から夏にかけて「ミズバショウ・ワタスゲ・ニッコウキスゲ」など、秋には360度に広がる紅葉の絶景を楽しむことができる駒止湿原(国の天然記念物に指定)、茅葺き屋根の曲家が並ぶ素晴らしい景観を楽しめる前沢曲家集落(重要伝統的建造物群保存地区)などがあります。
福島県南西部で見つけた「古町温泉 赤岩荘」
今回見つけた「古町温泉 赤岩荘」さんは、福島県の南会津郡南会津町にある温泉施設です。私自身は今回の調査まで全く存じ上げていなかったのですが、加温・加水・ろ過の無い100%掛け流しの茶褐色の濁り湯が非常に魅力的で、地元の人や温泉ファンに愛されている温泉のようです。
温泉について
赤岩荘の最大の特徴は、赤銅色(または茶褐色)の源泉掛け流しのお湯です。お湯が真っ赤に染まっているのは、鉄分が酸化したためで、見た目にもインパクトがあり、全国的にも珍しいタイプの温泉です。
また、休憩スペースからは四季折々の山並みや伊南川の絶景を楽しめます。この景色と色鮮やかなお湯のコントラストは、訪れる人の心と体を癒してくれるでしょう
地元の人々の憩いの場とのことですので、訪問時の温泉入浴マナーについては特に配慮をお願いします。※温泉入浴マナーについてはこちらの記事にまとめています。
泉質~鉄分が多い真っ赤な塩泉~
泉質名:ナトリウム塩化物泉
※泉質名にはあらわれませんが、通常の温泉より鉄分が多く、酸化した鉄成分が湯や岩(湯舟)をも赤く染めています。
湯舟
男女別に露天風呂×1・内湯×1
泉温・お湯の提供方法
泉温:53.1℃(調査時気温18℃)※やや熱めの湯とのクチコミあり
湧出量:152L/min(動力揚湯)
加温・加水・ろ過の無い100%掛け流し※毎日清掃
営業時間
入浴:9時30分~20時
食事:11時~18時30分
定休日:水曜日
料金
大人:550円(南会津町民は200円)
小人(小学生以下):100円
※11回券・年間券あり
注意点
- タオルや下着に温泉成分が付着すると、時間の経過とともに赤褐色に変色します。
- 時計やアクセサリーなどの金属製品は、ご入浴前に外していただくか、ご入浴後にシャワーや水道水で十分に洗浄してください。
- 保温性に優れた泉質ですので、発汗に備えて入浴前後の水分補給には十分留意してください。 また、長湯に注意し合間に休憩を取りながら安全にご利用ください。
※公式HPから引用
また、繰り返しになりますが、地元の人々の憩いの場ですので、訪問時の温泉入浴マナー(こちらの記事を参照)については特に配慮をお願いします。
施設情報
売店、休憩室(食事提供あり)、トイレ
※公式HPでも自身で「簡素な日帰り温泉施設」と紹介されているように最小限の機能のみがある小規模施設です。
グルメ
休憩室にて各種ラーメン、うどん、カレー、各種定食を提供されています(一番人気は醤油ラーメン)。
※季節や食材の入荷状況により、メニューを予告なく変更する場合があるとのこと。
クチコミ
- 温泉が好きな人にはたまらないところだと思います。
私はここは、7年前くらいに見つけて、それからは年に2回は必ず行きます。
THE鉄です。蛇口は錆びてます。めちゃ鉄です。匂います。
内湯はかなり温度が高め。
露天は2つのうち一つが高めです。
夏はあぶがいっぱいなので注意ですが、
とにかくからだがぽっかぽかになります。
そして、ここの休憩所のらーめんがおいしい。(じゃらん) - 平日の夕方立ち寄ってきました。露天風呂に入りましたが、貸し切り状態、開放感満点で気持ちよく入れました。お湯は海水並みに塩分が強く、入浴後も体がポカポカ温まりました。露天風呂には熱い浴槽があって、そちらの方は足を数秒入れるだけが精一杯、残念ながら浸かることはできませんでした。他のお客さんに聞いたら、入った人が少ない日は、特に熱いと言っていました。紅葉が始まったら、再訪してみたい。(ニフティ温泉)
アクセス
車
○東北自動車道
① 西那須野塩原IC → R400 → R121 会津田島まで約1時間。
② 白河IC → R289 → R118 会津田島まで約1時間。
○磐越自動車道
会津若松IC → R118 会津田島まで約1時間。
会津田島 → R289 → 山口 → R352 → 赤岩荘まで約50分
○関越自動車道
小出IC → R289 → 山口 → R352 → 赤岩荘まで約2時間。
公式HPに「赤岩荘は国道から直接認識し難い場所にありますので、国道脇の赤岩荘入口の表示をご確認ください。尚、周辺には目印ののぼり旗が設置されていますので、併せて目印にお役立てください。」との記載あり。
電車・バス
最寄り駅は会津田島駅。
会津田島駅発内川行き → 針生 → 山口
→ 古町温泉入口下車(乗車時間約1時間) 徒歩3分
※公共交通でのアクセスは良くないので、基本的に車での訪問がおすすめ。
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