【ラムネ温泉館】32℃の極上の炭酸泉を子連れで体験|長湯温泉の料金・家族湯・営業時間まとめ

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こんにちは!温泉ソムリエの「モガミ」です!今回は、6歳の娘と大分県長湯温泉にあるラムネ温泉館を訪問しましたので、温泉とその他サービスに対する感想を紹介したいと思います。

この記事の結論

ラムネ温泉館は、32℃の外湯(露天)と42℃の内湯を交互に楽しむことで魅力がもっとも伝わる、長湯温泉を代表する炭酸泉です。足元に注がれる源泉の新鮮さ、藤森照信氏設計の独特な建築、そして子連れでも楽しみやすい実用性がそろっていて、「ぬるいからこそ本物」と感じられる温泉でした。公式案内に沿うと、大浴場は大人800円、小学生400円、未就学児200円、営業時間は10:00〜22:00です。

「こんなところに?」から始まる——藤森照信建築の異彩

カーナビが「まもなく目的地」と告げても、窓の外にはのどかな田園風景が続くばかり。本当にこんなところに、日本屈指の炭酸泉があるのだろうか——。

7月の猛暑日、妻と娘の3人で訪れた大分・長湯温泉「ラムネ温泉館」は、そんな第一印象を気持ちよく裏切ってくれる温泉でした。この記事では、実際に入浴して感じた外湯(露天)の凄み、「ぬるい」と言われる温度の本当の意味、そして子連れで訪れる際の実用情報までまとめます。

ラムネ温泉館の外観

長湯温泉は、大分県竹田市の山あいにある温泉地。ラムネ温泉館は、長湯温泉の外湯として親しまれている日帰り入浴施設です。公式サイトでは、1934年に大佛次郎が長湯温泉を「ラムネの湯」と紹介した逸話と、2005年に藤森照信氏の設計で開館したことが案内されています。

田園風景の中に突然現れるのは、焼杉の黒と漆喰の白が印象的な、忘れがたい建物です。屋根の上の松の木まで含めて、温泉施設というより“場所そのものを楽しむ建築”という印象が強い。入浴前から気分を高めてくれる、かなり珍しいタイプの温泉でした。

待合室の2階には美術館もあり、長湯温泉と縁の深い作家の作品や川端康成の書などを展示していると案内されています。湯上がりまで含めて過ごせるのが、この施設のよさです。

外湯——足元から湧き上がる、32℃の高濃度炭酸泉

男湯は、外湯(露天)が1つ、内湯が3つという構成。温度も泉質も色も異なり、外湯はぬるめで透明な炭酸泉、内湯は熱めのにごり湯です。そして、この施設の核心は間違いなく外湯にあります。公式サイトでも、大浴場には42℃の内湯と32℃の外湯があると案内されています。

身体を沈めて、ほんの数十秒。もう肌一面に銀色の気泡がびっしりと付いてきます。私はこれまで各地の炭酸泉に入ってきましたが、ここまで泡立ちをはっきり体感できる湯は、かなり印象的でした。

さらに特筆すべきは、炭酸ガスを逃がさないために湯船の底近く(水中)の湯口から源泉が直接注ぎ込まれていることです。空気に触れずに供給されるため、弾けるような気泡をそのまま肌で体感できます。湧き出した湯が空気に触れる前にそのまま湯船を満たすため、炭酸を保ったまま湯に入れるのが大きな魅力。配湯方式としても非常に希少で、源泉かけ流しの面白さを強く実感できる一湯でした。

泉質は、外湯が含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉、内湯がマグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉。炭酸泉の魅力を、温度差と浴槽の違いで立体的に味わえる構成です。

「ぬるい」を通り越して寒い?——その温度にこそ理由がある

正直に書きます。外湯の湯温は約32℃。普通のお風呂を基準にすると「ぬるい」を通り越して、寒いと感じる人もいると思います。熱めの温泉が好きな方には、外湯は向かないかもしれません。

ただ、ここで知っておいてほしいのは、炭酸泉は高温になるほど炭酸ガスを保ちにくいということです。長湯温泉のような天然炭酸泉が貴重なのは、この温度条件と地質条件がそろっているから。32℃という温度は欠点ではなく、この泉質が成立するための必然条件なのだと感じました。

「ぬるいのに、泡に包まれてじっとしているうちに、なぜか身体の芯があたたまってくる」——炭酸泉ならではのこの不思議な感覚は、この温度だからこそ味わえるものです。ぬるいからこそ、本物でした。

42℃のにごり湯と交互に浸かる

外湯で身体が冷えてきたら、内湯へ。42℃前後のにごり湯はしっかり熱く、冷えた身体がじんわりとほどけていきます。長湯温泉観光協会の案内でも、32℃の露天風呂と42℃のにごり湯を交互に浸かる楽しみ方が紹介されています。

外湯でじっくり泡をまとい、冷える前に内湯で温め直して、また外湯へ。この往復こそが、ラムネ温泉館のいちばんわかりやすい楽しみ方だと感じました。

♨️ ラムネ温泉館「外湯」と「内湯」の比較まとめ

項目 外湯(露天風呂) 内湯(大浴場)
湯温 約 32℃(ぬる湯) 約 42℃(適温)
お湯の特徴 透明・高濃度な銀色の気泡が付着 濃いオレンジ〜茶褐色のにごり湯
泉質名 含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉
主な役割・楽しみ方 炭酸の気泡を全身でじっくり楽しむ 身体をしっかり温め直す(温冷交互浴)

源泉の真上は「特等席」——混雑している温泉でのマナー

ここで一つ、私自身の反省を。

外湯を訪れたとき、すでに浴槽はほぼ満席でした。空いた場所に入ったのですが、あとで気づくと、その位置は源泉にかなり近い場所でした。源泉の位置に気がつきにくいタイプの温泉であったとはいえ、源泉の位置を意識して場所を選ぶという基本を怠ったのは率直に反省です。特に混雑時は、周囲の方に配慮しながら、譲り合って楽しみたいところです。

お湯の供給口が足元にある温泉を訪れる際は、まず源泉の位置を確認してから浸かる場所を選ぶ。そんなひと手間が、湯の魅力をより気持ちよく味わうコツだと思います。

子連れ情報——猛暑日の32℃は、子どもにとって天国だった

娘は妻と一緒に女湯へ。猛暑日の32℃は、どうやら子どもにとってプールのような気持ちよさだったようで、娘は大喜びで長く入浴していました。親としても、「これは子どもが喜ぶのは当然だな」と納得の湯です。

子連れで訪れる方向けのポイントを、現地利用の目線で整理します。

おむつの取れていない子どもは、公式案内では露天風呂をベビーバス使用で利用する形です。ベビーバスは館内に用意されています。家族風呂にはシャワーやシャンプー・ボディーソープなどの備品があり、落ち着いて入りたい家族には使いやすい選択肢です。

また、公式案内では大浴場に備え付けのシャンプー・ボディーソープはありません。持ち込み品はシャワー室で使うことができるため、洗い場をしっかり使いたい場合は持参しておくと安心です。

飲泉と館内の楽しみ

中庭には飲泉スポットがあります。飲泉は、口に含んだときの味わいが温泉の個性をよく伝えてくれます。家族や友人と飲み比べをして、「酸味が強い」「塩気を感じる」など感想を言い合うだけでも盛り上がります(ちなみに私は、はっきりと酸味を感じました。)。

中庭にある飲泉スポット

売店では温泉グッズやお土産も販売されていて、湯上がりの寄り道も楽しい。待合室の2階に美術館があるので、入浴後の時間までゆっくり使えます。

なお、タオルの販売やバスタオルの貸出も案内されているので、忘れ物があってもある程度は現地で対応できます。

施設情報(2026年7月時点)

  • 施設名:ラムネ温泉館(大丸旅館 外湯)
  • 住所:大分県竹田市直入町大字長湯7676-2
  • 電話:0974-75-2620
  • 営業時間:10:00〜22:00(最終受付の案内は現地確認推奨)
  • 休館日:毎月第1水曜日(1月・5月は第2水曜日)
  • 料金:大人800円、小学生400円、未就学児200円。家族風呂は60分3,000円。※家族風呂は電話予約ができず「当日現地での先着順受付」です。子連れで絶対家族風呂に入りたい場合は早めの到着をおすすめします。
  • 泉質:外湯は含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉、内湯はマグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉。
  • 湯温:外湯 約32℃、内湯 約42℃。
  • 備品:大浴場にシャンプー・ボディーソープの備え付けなし。家族風呂にはシャワー、シャンプー、ボディーソープ等あり。脱衣所内はカゴとオープン棚のみで、鍵付きロッカーはありません。貴重品(財布やスマホ)は、脱衣所の手前(中庭通路)にある100円返却式の貴重品ロッカーに預けてから入浴するのがルールです。
  • 子ども連れ:オムツの取れていない子どもはベビーバス利用。ベビーバスは館内に用意あり。
  • 付帯設備:サウナ、売店、飲泉場、美術館。
  • アクセス:大分市内から車で約60分、湯布院ICから約45分の案内があります。
  • その他注意点:浴室・脱衣所内は撮影禁止

おわりに——「ラムネの湯」を、未来へ

ラムネ温泉館の名は、1934年に大佛次郎が長湯温泉を「ラムネの湯」と紹介した逸話に由来します。長湯温泉は九州で初めて「源泉かけ流し宣言」を行った温泉地でもあり、その象徴のような施設がこのラムネ温泉館です。

空気に触れさせないこだわりの配湯が、いまも変わらず受け継がれている。それ自体が、かけ流し文化の宝だと思います。

ぬるくて、泡だらけで、石けんも使わない。効率とは無縁に見えるこの湯が、娘の世代にも、そのまた次の世代にも、変わらず湧き続けてくれますように。帰りの車で「また行きたい」と娘が言ったこの湯を、私は心からおすすめします。

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