【秘湯発掘】Googleマップで見つけた「かきのき温泉はとのゆ」—山奥の源泉かけ流しで味わう極上の濁り湯体験

温泉紹介

管理人の湯めぐりウサギです。

突然ですが、皆さんは目的もなく地図を眺めることがありますか?

私はときどき、Googleマップで特に用事もない田舎や山奥を見て、面白そうな施設やお店、旅館を探しています。この楽しみ方を本ブログのテーマである「温泉」にも応用し、たまたま見つけた「魅力的なのに、一般の方はもちろん温泉好きの方にもあまり知られていない温泉」をご紹介できれば面白いのではと思いました。

そこで今回は、私のルーツである島根県から見つけた「かきのき温泉はとのゆ」について、情報をまとめました。よろしければご覧ください。

※以下の情報は2025年5月執筆時点の情報です。更新すべき情報がある場合はコメントください。また、実際に訪問された方がおられましたら感想等コメントいただけると嬉しいです。

今回の調査エリア~島根県西部~

今回調査したエリアは島根県西部です。

前述のとおり、私は島根県にルーツがある人間ですが、残念ながら島根県は全国的にはマイナー県です。

また、有名な市町村である松江市(松江城や玉造温泉が有名)や出雲市(出雲大社が有名)は東部であり、世界遺産石見銀山や温泉津温泉三瓶温泉があるのも中部になりますので、県西部となると地元の方以外は全くイメージがないのではないでしょうか。

島根県西部で見つけた「かきのき温泉はとのゆ」

今回見つけた「かきのき温泉はとのゆ」さんは、島根県の吉賀町にある天然かけ流しの日帰り温泉施設で、公式HPによると、薬効が高いことで知られており、古くから遠方からの湯治客でにぎわっていたとのことです。私自身は全く存じておりませんでしたので、今回調査し、取り上げさせていただくことといたしました。

温泉について

公式HP「お湯は鉄分と炭酸成分を多く含んでおり、空気に触れると鉄分が酸化して徐々に柿のような明るい濁り湯へと変化する」とあるとおり、同じ島根県の千原温泉三瓶温泉と似た視覚的特徴の茶褐色のにごり湯です。

また、溶存物質(温泉に溶けている成分量=温泉の濃さ)は5.04g/kg( ぶたぞうの気まぐれ温泉巡りさんの記事参照)で、公式HPにも「温泉成分が強く湯あたりしやすい」との記載があるとおい非常に濃い温泉です。

泉質

泉質名:含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素温泉

※含二酸化炭素泉は全国的に希少な泉質です。

適応症

一般適応症

筋肉もしくは関節の慢性的な痛み又はこわばり
(関節リウマチ、変形性関節症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)

運動麻痺における筋肉のこわばり/ 冷え性 / 末梢循環障害  / 胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど) / 軽高血圧症 / 耐糖能異常(糖尿病)/ 軽い高コレステロール血症 / 軽い喘息又は肺気腫 / 痔の痛み / 自律神経不安定症 / ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)/病後回復期 / 疲労回復 / 健康増進

泉質別適応症

きりきず / 皮膚乾燥症

料金

  • 幼児 ・・・・・・・・・・・無料
  • 子供(小学生) ・・・・・・200円
  • 大人(中学生以上) ・・・・500円
     ※10回分の料金で11回入浴できる「お得な回数券」あり。(回数券(11枚綴り)5,000円)
  • 団体割引(15名様以上) 20%引き※要問合せ

営業時間

11:00~20:00(最終受付 19:30)
※状況により営業時間が変更になる場合あり。

グルメ~「味処・柿の里」~

「柿の里」というお食事処があり、吉賀ブランドのこしひかりや地元の四季折々の野菜や清流「高津川」の天然鮎などの食材を使った料理から、日替わり定食、からあげ定食などの各種定食、丼ものやうどん、お子様セット等、幅広いメニューを提供されています。

個人的に一番気になったのが、150時間煮込んで作った「まぼろしの鍋」(1週間前までに予約要)なるメニューがあるようで、行く機会があれば是非とも試してみたいと思います。

※詳細はこちらから

営業時間

11:00~14:30(Lo. 14:00)
17:00~20:00(Lo. 19:30)※夜の営業は金土日祝日のみです

定休日

毎週水曜日

その他の施設情報

吉賀町・地元の農家の方が農薬を使わない有機栽培で作られた野菜や特産品を販売している販売コーナー、無料の休憩室、予約制・有料の個室、マッサージチェアなどがあるようです。

クチコミなど

大手旅行サイトにクチコミ情報がありました。よろしければあわせて参照してください。

2025年 かきのき温泉 はとのゆ – 出発前に知っておくべきことすべて – トリップアドバイザー

アクセス

公式サイトから参照した情報を記載します。やはり中核都市から距離が遠く、アクセスは非常に悪いと言わざるを得ませんが、逆を言えば、地理的な悪条件を抱えてもなお「古くから遠方からの湯治客でにぎわっていた」だけの強力な魅力があるということですし、訪問できたときの特別感は格別であろうと個人的には感じます。

中国動車道・六日市IC・・・・・20分
益田市・・・・・47分
津和野・・・・・20分
岩国市・・・・・80分
山口市・・・・・80分

※無料駐車場20台あり(かきのき温泉はとのゆ | しまね観光ナビ|島根県公式観光情報サイト参照)

バス

石見交通バス柿木温泉口下車 徒歩3分

※バスの本数は非常に少ないので、自家用車での訪問をおすすめします。(時刻表はこちら

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